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台湾で地震に遭遇したら?防災対策は今から始めよう!

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こんにちは、nenemama(@nenemama2017)です。

今日もご訪問いただきありがとうございます!!

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2018年6月18日(月)午前7時58分頃、大阪府北部を震源とする震度6弱の地震が発生しました。

亡くなられた方に心からお悔やみ申し上げると同時に、被害に遭われた方、災害に遭われた方に心からお見舞いを申し上げます。

 

関西には夫の両親が住んでいまして、地震を知ってすぐLINEで連絡を取りました。

ケガもなく皆無事だと分かり、安堵しました。

「阪神・淡路大震災以来の大きな地震で、とても怖かった」とのことです。

きっと、関西にいらっしゃった方は、皆さん本当に恐ろしかったのでは、と思います。

 

日本で起きた過去の大きな地震では、最初の地震の2日後に本震が発生しているとのこと。

 

東日本大震災(2011)
3月9日 11:45 震度5弱(マグニチュード7.3)
3月10日   6:23 震度4(マグニチュード6.4)
3月11日 14:46 震度7(マグニチュード9.0)←本震

◆熊本地震(2016)
4月14日 21:26 震度7(マグニチュード6.5)
4月14日 22:07 震度6弱(マグニチュード5.8)
4月15日  0:03 震度6強(マグニチュード6.4)
4月16日  1:25 震度7(マグニチュード7.3)←本震

◆大阪北部地震(2018)
6月18日 7:58 震度6弱(マグニチュード6.1)

参照:Twitter

 

気象庁もTwitterを活用し、報道発表のツイートを行いました。

リンク先のプレスリリースから、以下抜粋です。

 

過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意してください。特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。

出典:気象庁プレスリリース(2018年6月18日)

 

今後の来るかもしれない本震に向けて、既に関西では、ほとんどの店舗で水や食料などの在庫が少なくなってきていると聞きます。

1人がたくさん買い占めるのではなく、「自分が本当に必要な分だけ」を買うようにしてほしいと思います。

 

そして、「災害が起きてから慌てて買う」のではなく、日ごろから準備しておくことが最も重要だと感じます。

 

ということで、今回の記事では、「台湾で地震に遭遇したら?台湾でできる地震対策は?」という内容を、改めてお伝えします。

台湾内で早速防災対策を始めるのはもちろん、夏に一時帰国で日本に帰られる方も多いと思いますので、その時に何を買ったらいいかなども、併せてご確認くださいね。

※本記事は、2018年2月に台湾東部の花蓮で震度7の地震が発生したときに掲載した記事のリライト版です。

 

台湾は地震が多い?

nenemamaが台湾に来てから、実は小さな地震がたくさん起こっています。

地震が起こるたび、中国語の先生が「nenemama家族は大丈夫!?」と連絡をくれるのですが、幸いなことにnenemama家のメンバーは皆、爆睡しており、全く気づきません。
(21時以降に地震が起こることが多いです。)

2018年2月の花蓮の地震の際も、nenemamaファミリーは全く気付かずに寝てました。

(翌朝、日本の家族や友人からのLineで報道を知ったのでした。)

台湾の地震と防災の日

台湾で過去に起きた大きな地震を振り返ってみると、1999年9月21日、南投県を震源としたマグニチュード7.3の”921大地震”が真っ先に挙げられます。

2,400人を超える方が無くなり、負傷された方も11,000人にのぼりました。

そして、この地震をきっかけとして、台湾では、9月21日を”防災の日”と定めました

2000年から毎年9月21日には、学校も含めた各所で、避難訓練や防災への意識を高める活動が行われています。

1999年以後だと、2016年にはマグニチュード6.6の台湾南部地震が発生しました。
台南での家屋の倒壊が日本でも大きく報道されましたよね。

そして、2018年2月6日、今回の花蓮の地震が発生しました。

実は、2016年、2017年、そして今回の2018年、すべて2月の旧正月の時期にある程度大きい地震が発生しているようです。

※台湾の過去の地震については、ウィキペディアの【台湾の地震一覧】を参照しています。

なぜ、台湾で地震が起こるのか

地震のメカニズムについては、【気象庁のHP「地震発生のしくみ」】がとてもわかりやすいです。

 

◆地震は地下で起きる岩盤の「ずれ」により発生する現象

◆プレート同士がぶつかっている付近では強い力が働き、この力により地震が発生

◆全ての地震がプレート境界で発生しているわけでは無く、過去にはプレート内部で発生する地震もあった

参照:気象庁HP

そして、世界中には下図のように、いろいろなプレートがあります。

気象庁HPより引用

台湾はフィリピン海プレートとユーラシアプレートが交わる場所にありますね。

そして、日本は、太平洋プレート、フィリピン海プレート、北米プレート、ユーラシアプレートという4つのプレートが交わっている場所にあります。

だから、日本や台湾では地震が多いのだそうです。

台湾で地震に備えるための基本事項

地震対策としては、日本で行っていることを台湾でも実施するのが良いと思います。

代表的なものを5点ご紹介します。

 

”フォーカス台湾”で台湾ニュースを日本語で確認

台湾で起きた出来事を日本語で確認するには、【フォーカス台湾】を活用するのが便利です。

台湾の国営通信社(日本でいうNHKのようなもの)である中央通訊社(The Central News Agency、略称:中央社)が発信しているメディアですので、信頼性も高いです。

 

”交通部中央気象庁”から台湾国内の地震情報を把握

台湾での地震情報は、【交通部中央氣象局】から確認できます。

台湾で「揺れた?」と感じたときは、確認してみてください。

 

自分が住んでいる場所の避難経路

ご自身が住んでいる場所の避難経路(非常階段など)は、必ず確認しておいてください。

分からない場合は、マンションの管理会社に問い合わせてみてくださいね。

 

”簡易避難疏散地圖”で屋外の避難場所の確認

屋外の避難場所については、【中華民國 内政部消防署 簡易避難疏散地圖】を確認しましょう。

 

防災グッズを準備

台湾では防災グッズ一式として販売されているか不明ですが、日本だとセットで売られていますよね。

こういったものが各家庭に1つあると安心だと思います。

中身は自分自身でバラ買いしておいても良いものですので、時間のある方は、セット内容を参考に準備してみてください。

防災グッズ以外に、あると便利なものは?

nenemamaは以前、阪神・淡路大震災の被災者の方にお話を聞く機会がありました。

また、東日本大震災では、当時nenemamaが働いていた会社が東北に拠点を持っていたため、そこに救援物資を送る仕事を担当しました。

それらの経験から、”上記の防災グッズには含まれていないけど、あると便利なもの”をご紹介しますね。

 

食料:アルファ米・缶詰・サランラップ

食料は皆さん最初に用意されるかと思いますが、”水を入れるだけ”で作れるアルファ米は、お湯を準備できない状況下でとても便利です。

 

アルファ米のほかに、開けるだけでおいしく食べられる缶詰も、数種類用意しておくとよいです。

また、お子さんがいる家庭では、これらはただ用意するだけでなく、年に何度か食べさせるとよいそうです。

味が独特なので、子どもに慣れさせる意味もありますし、賞味期限の確認にもなりますよ。

 

そして、サランラップは、食事を食べる前にお皿の上に敷いて使うためにも、多めに用意しておくとよいそうです。

そうすれば、お皿を汚さずに食べることができますよね!

 

トイレ対策:大人用おむつ、子ども用おむつ、ペットのトイレシート、生理用品など

やはり、衛生面は課題がたくさんだそうで、トイレはその代表格です。

特に、「流す水が無いからトイレを使えない」という状況に陥るそうです。

介護されている方、お子さんがまだおむつを使っている方は、普段から多めにストックを持つようにしてください。

それ以外の方のトイレ対策としては、簡易トイレを用意するのは大変だと思いますので、大人用や子ども用のおむつを代用したり、ペット用のトイレシートもかなり使えるとのことでした。

 

そして、女性特有ですが、生理用品も不足しがちですので、普段から多めに用意しておいたり、何度も使える布ナプキンを準備するのもよいと思います。

 

お風呂対策:水のいらないシャンプー、赤ちゃんのおしりふき

自分自身では全く発想が無かったのですが、避難生活でお風呂に入れないストレスは、かなりのものだそうです。

そんな中、水のいらないシャンプーは、重宝するとのこと。

 

また、赤ちゃん用のおしりふきは基本的に肌に優しい成分で作られているので、非常時はそれで体を拭くことも有効だそうです。

このグーンのおしりふきは、nenemama家の3きょうだい、皆使っていたのですが、厚手で水分をたくさん含んでいるので、かなりオススメですよ!

 

口腔対策:キシリトールガム

水が貴重になると、歯を磨くことも難しくなりますよね。

でも、口の中を清潔に保てないと、口腔内に細菌が繁殖し、場合によっては病気が悪化してしまうこともあることはご存知でしょうか?

そのため、キシリトールガムがあると、歯磨きできなくても口の中がスッキリするので、1箱準備しておくとよい、とのことでした。

 まとめ:備えあれば憂いなし

自然災害は、いつ自分の身に降りかかってくるか、全く見当もつきません。

ただ、いつか来るときのために、事前に備えておけば、安心して対応できるのではないかと思います。

 

今回ご紹介したもので、似たようなものを台湾で探して購入することもできます。

台湾の場合は、地理的に日本が近いので、例えばAmazonで海外発送可能なものを購入すれば、1週間程度で台湾まで配達してくれますよ。

※手順は、以下記事をご参照ください。

台湾のインターネットショッピング事情 & 日本のAmazonから本を取り寄せたら1週間で届いた!

 

時間のある今こそ、防災対策を改めて見直してみてくださいね。

 

※台湾・台中の生活情報は【Tips for Living in Taichung】からご覧ください。

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nenemama

台湾・台中在住の30代主婦。夫の台湾赴任をきっかけに、子供3人を育てながらのワンオペワーママ生活に区切りをつけ、2017年夏に退職&渡台。ブログでは、台湾・台中の生活情報と子連れ旅行記をメインに、中国語学習や仕事観について掲載しています。

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